⑥「天然生インディゴはなぜ無いの?」- インディゴの謎に迫る

天然生ヘナ

 

こんにちは、

今回は、お客様からよく質問をいただく、
6.「天然生インディゴはなぜ無いの?」というテーマでお話します。

私たちが提供している天然生ヘナとは違い、なぜインディゴはペースト状では提供できないのか、その理由を解説します。

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1.「天然生ヘナ」の革命 – コロナウイルスの後押し?
2.「天然生ヘナ」の開発 – 挑戦の日々
3.「天然生ヘナ」の製造 – 製品の秘密
4.「天然生ヘナ」の使い方と効果 – ビューティフルライフの近道
5.「天然生ヘナ」と「インディゴ」 2回塗って白髪染め  – 自然の力で白髪を飾る
6.「天然生インディゴ」はなぜ無いの? – インディゴの謎に迫る
7.「天然生ヘナ」と「インディゴ」を合体させて1回で染める極意 – お手軽な方法
8.「天然生ヘナ」への情熱 – 完全無添加ヘアケア「アロワ」と美容師としての使命

 

6.「なぜ天然生インディゴはなぜ無いの?」- インディゴの発酵と酸化の謎に迫る

インディゴの特性

インディゴは、天然の青色染料として長い歴史を持つ素晴らしい素材です。
しかし、インディゴには一つ特殊な特性があります。
それは、水と反応すると発酵と酸化が始まるという性質なんですね。

この特性は、インディゴがペースト状で提供できない理由に直結しています。
ペースト化するということは、基本的に水分を含むということ。
この状態になるとインディゴが発酵し、酸化を始めるため、その色味や質感が変わってしまうのです。

では、
この発酵や酸化がどういうものなのか、パンやお菓子作り・リンゴとの比喩を使って説明します。

 

*パンやお菓子作りとの比較
パン作りでは、イーストという種類の菌を使いますよね。
イーストは、パン生地の中の糖分と反応してアルコールと二酸化炭素を作り出し、それがパンを膨らませる役割を果たします。
これが発酵の一例です。インディゴの場合、水分と反応して発酵すると、その色素の構造が変化してしまうのです。つまり、私たちが望む美しい青色が失われてしまう可能性があるのです。
*リンゴとの比較
次に、酸化について解説します。リンゴを切ってしばらく放置すると、何が起こるでしょうか?
そう、リンゴは茶色にくすんできますよね。これは、リンゴの中に含まれる酵素が空気中の酸素と反応し、色素が変化するためです。これが酸化の一例です。

インディゴも同様で、水分と反応し発酵が始まり、酸化すると、その色素が変化し、結果として色味が変わってしまうのです。
つまり、
インディゴに水分が加わえて時間を置きすぎる発酵・酸化が進み単なる草の水溶きになってしまう。
まったく染まらないただの、草ww

なんじゃ こりゃ~   となってしまう。

つまり、
インディゴとは水分と反応した後では安定保存が出来ないんですね。

 

以上の理由から、私たちは、皆さんに最高品質のインディゴを使って頂けるように、インディゴをペースト状ではなく、あえて粉末状態のままご提供。
当社、彩葉インディゴは粉末にて、なおかつ真空状態を保ち厳しい品質管理のもと、スタンバイ。

彩葉インディゴ

ペースト状にしない事で発酵や酸化が起きず、美しい色味と質感を保つことができるんですね。

インディゴは使う時こそ、適量の水を加えてペースト状にし、すぐ髪に塗ってください。
そうする事で、鮮やかな色味を髪に与えることができます。

 

まとめ
インディゴを生ペーストにしない理由は、水分と反応すると発酵や酸化が始まるという特性にありました。
しかし、これを理解し、適切に扱うことで、インディゴが提供する素晴らしい効果とヘナとの調合を存分に楽しむことができるのです。

皆さんも、自然な染料としてのインディゴの魅力をぜひ体験してみてください。そして、その特性を理解し、よりよいヘアケアライフを送る手助けにしてみてくださいね。

 

次回は、7.「天然生ヘナ」と「インディゴ」を合体させて1回で染める極意です。

お手軽に1回で白髪を染めるヘナやインディゴの染め方について掘り下げていきますので、お楽しみに!
そして、何か質問があればいつでもお知らせください。

私たちは皆さんからの質問をお待ちしています!
それではまた!

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