⑦「天然生ヘナ」と「インディゴ」を合体させて1回で染める極意 – お手軽な方法

天然生ヘナ

 

こんにちは、皆さん!

今日はある特別なテクニックをご紹介します。

それは、7.「天然生ヘナ」とインディゴを組み合わせて1回で染め上げる方法です。

このテクニックは私たちのサロンの秘密の一つで、皆さんが自宅で試すことができます。

 

1.「天然生ヘナ」の革命 – コロナウイルスの後押し?
2.「天然生ヘナ」の開発 – 挑戦の日々
3.「天然生ヘナ」の製造 – 製品の秘密
4.「天然生ヘナ」の使い方と効果 – ビューティフルライフの近道
5.「天然生ヘナ」と「インディゴ」 2回塗って白髪染め  – 自然の力で白髪を飾る
6.「天然生インディゴ」はなぜ無いの? – インディゴの謎に迫る
7.「天然生ヘナ」と「インディゴ」を合体させて1回で染める極意 – お手軽な方法
8.「天然生ヘナ」への情熱 – 完全無添加ヘアケア「アロワ」と美容師としての使命

7.「天然生ヘナ」と「インディゴ」を合体させて1回で染める極意

まずは、ヘナとインディゴの基本的な特性についてお話しましょう。

ヘナは自然なオレンジ色を与え、髪を健康に保つための素晴らしい成分が詰まっています。

一方、インディゴは鮮やかな青色を提供します。

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前回の記事でもお伝えしましたが、美容師から見た、顧客ニーズを分析すると、
初めてヘナをやり始めようとするタイミングは35歳以上の人がほとんどなんですね。

つまり、白髪がチラホラ出てくる頃なんです。

要望としては

「白髪をヘナでカバーしたい」が圧倒的。

しかし・・・

白髪を黒く見せていくのは「ヘナ」ではなく「インディゴ」の担当なんですね。
「ヘナ」の仕事は自然なオレンジの色味とトリートメント効果がウリ、髪を健やかに保つことです。

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一般的には「ヘナ」は「インディゴ」よりもはるかに知名度が高い。

事実、私どものサロンでも

「ヘナ」やりたいですぅ~のお問合せは来るけど
「インディゴ」やりたいですぅ~から入ってくるお客様はほとんどいない。

「インディゴ」はいつまでたっても「ヘナ」のバーター(抱き合わせ)なんですね(哀)・・・

 

だがしかし、
この2つの植物染料は相反する個性があり、本来まじりあってはイケナイ者同士。

 

この両者の関係を、トレンディドラマで説明してみましょう。

今から約30年前・・・
月曜の夜9時、街からOLが消えた・・・

101回目のプロポーズ
いわゆる「トレンディドラマ」の一つであるが、トレンディ女優の代表であった浅野の相手役としてトレンディとはかけ離れたイメージであった武田が抜擢された。
当初は否定的な意見が多かったが恋愛に不器用で冴えない男を熱演した
武田が回を追うごとに大きな評判となった。                          Wikipedia参照

 

トレンディ女優の代名詞、浅野温子が主役でなければ当時の月9は飾れなかっただろう。

 

ここでの出演者は…

へ奈   :浅野温子
インディ吾:武田鉄矢 と、しましょう。

この2人
生きてきた環境も違えば、相手に与える印象、何もかもが違います。

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お客様は、美容室でもオーガニックカラーといえば「ヘナ染め」を指してます。

繰り返しますが

「ヘナ」やりたいですぅ~のお問合せは来るけど
「インディゴ」やりたいですぅ~のヘナ新人さんは皆無。

 

やはりインディゴは・不器用で冴えないイメージ (;^ω^)

この光景は確か… ボーナス全てを競馬一点買いさせられるシーンだと思う。

この時
‟インディ吾”は完全に色ボケしている・・・

‶ヘ奈”の気を引こうと必死!

‟インディ吾”を滅ぼしてしまうような、‶ヘ奈”はとんでもない美人でもある。

 

ヘナはペースト状にしても実に安定、何たって圧倒的に目立つ存在☆彡

対して

インディゴは、アレルギー反応が出やすいし
ペーストにしてしまうとすぐに、発酵、酸化が始まり
短命なんです・・・

僕は死にましぇん

いや、
残念ですが
‟インディ吾”は確実に死(酸化)にます。

 

6.「天然生インディゴはなぜ無いの」    ← インディゴの特徴はこちらを参照

 

だが、
2023年の今、
「101回目のプロポーズ」での記憶に残ってるのは圧倒的に‟インディ吾”:(武田鉄矢)の方かと思う。

白髪を染める色素としては
植物としてのクセは強いが、最後に残るのはインディゴなんですね!

‟インディ吾” 推し (;^ω^)

だから
製造販売元の無添加美容ザムライ的の考えからいえば最初から
ヘナ(酸性)とインディゴ(アルカリ性)、一緒に混ぜて袋に入れるのは
理論として破綻してると思ってます。

最初から「ブラウン」として袋に混合して商品提供してはイケナイんです。
彩葉はいかにインディゴを活かすか常に考えております。
インディゴの先行・・・


よって「彩葉」にブラウンの設定は
ありましぇん

インディゴは早く酸化してしまい(効果が無くなる)安定のヘナに取り込まれてしまう。
インディゴの発色時間は良いとこ15分、ヘナの吸着時間よりはるかに短いんですね。
インディゴは生存競争が激しいんです。

‟インディ吾” は負けない!

‟インディ吾” を活かさなきゃ

 

こちらも
インディゴ がいたからこそ ヘナ が活きた!

Say Yes!

 

*直前ミックステクニック

それでは、我々の直前ミックステクニックについて説明しましょう。

まずは、

①天然生ヘナを用意する。 例:200g

②別の容器でペーストにしたインディゴを加える。 例:100g

③サラッと軽く混ぜる。

 

実はこれだけ・・・
このテクニックのキーポイントは、➀と②を混ぜ過ぎない事。
マーブル状で充分です。

 

このミックスは、染料を髪に塗布する直前に行います。
インディゴの目安は30%前後が宜しい。

 

繰り返しますが

とにかく混ぜすぎない事が大事!
その理由はインディゴが独立して酸化する時間を与えることなのです。

ヘナの海で、インディゴを泳がすイメージ…

最初、インディゴに酸化してもらってからヘナが髪に吸着するという段取りですね。
そうする事で、それぞれの力を最大限に発揮できるんですね。

そして、この2つを直前に混ぜ合わせることで、
一度の染め上げでも深みのある色味を出すことができます。

 

再度、繰り返しますが

ヘナ、インディゴを粉の状態から一緒にグルグル混ぜてしまうと
インディゴが早く酸化してしまい(効果が無くなる)ヘナに取り込まれてしまう。
インディゴが反応出来る時間は良いとこ15分、ヘナの吸着時間より圧倒的に短いんですね。

 

皆さんがヘナやインディゴを自分で混ぜる際には、適切な比率を守ることも大切です。
天然生ヘナとインディゴの最適な比率は、直前ミックス法でおおよそ3:1が最適です。
つまり、ヘナ200gに対してインディゴを100g使用します。(ペースト段階)
ただし、これはあくまで一般的な比率で、髪質や目指す色によって調整が必要です。

 

この直前ミックス法にて、ヘナとインディゴを混ぜて得られる色合いは豊かで、
やや赤みを帯びたブラウンまでがトーン落とす限度です。
それ以上ブラックにするのであれば

 

5.「天然生ヘナ」と「インディゴ」 2回塗って白髪染め  ← ブラックにするにはこちらを参照

 

この直前ミックス法は髪の状態、使う量、そして放置する時間で大きく差がでます。

だからこそ、皆さん自身でお手軽に色調整を楽しむことができるのです。

 

最後に、「天然生ヘナ」と「インディゴ」を組み合わせて1回で染め上げるこのテクニックは、自然な染色を追求する皆さんにとってお手軽なものです。

しかしながら、初めての方は試行錯誤が必要ですね。

しかし、その試行錯誤がまた新たな発見を生み、それが次の染色に活かされることでしょう。

そうやって自分だけの染色法を見つける喜びは、これ以上ない自信となるでしょう。

 

次回は最後8.「天然生ヘナ」への情熱をお送りします。

 

引き続き有益な情報をお届けしますので、お楽しみに!

そして、何か質問があればいつでもお知らせください。

皆さんからのフィードバックを心待ちにしています!

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